株式会社日刊スポーツ新聞社

どなたか「我こそは」、という方はいらっしゃいますか。  

麻雀は1人ではできません。企業対抗戦も1人ではできません。まずは社内で情報をリサーチし、冒頭の問いかけをしていきました。自薦他薦でどうにか参戦する目処が立ちました。記事を書く記者から新聞を製作する内勤者、営業部門に総務や経理まで。この企業対抗戦にエントリーすることで、それまで名前しか知らなかった面々が実際に顔を合わせる機会にもなりました。  

 

お恥ずかしながら、一昔も二昔も前の麻雀を愚直になぞるような会社です。腕に自信はあっても、それは日頃からよく知っている仲での戦績であり、全くの初対面では勝手が違います。企業対抗戦に参戦するも、独特の緊張感でおなかいっぱいになったメンバーもいました。  

それでも参戦3年を終えて思うことがあります。下手くそなりにも麻雀の面白さにどっぷりつかったメンバーが固定メンバーとなり、業務の合間には麻雀話で盛り上がっております。つまり、企業対抗戦が社内の架け橋になっているということです。仲間内で卓を囲っても同じかもしれませんが、企業対抗戦の緊張感を味わうと、その思いをお互いに共有したくなるのです。「●●の△△さん、強かったですね」と。  

 

戦績としては、鈴木正史が22年度の個人賞を獲得する以外に目立ったものはありません。ちなみに鈴木は60を過ぎてもシーズン全25回座るというほどの麻雀愛好家です。平日の休みには都内の雀荘を訪れてはメンバーにレポートを送ってくれます。  

 

鈴木以外のメンバーは、時間の制約といった言い訳も含めて、特に企業対抗戦に向けての活動をしているわけでもありません。シーズン8位に入り準決勝ラウンドに進出できたのも、鈴木の稼ぎによるところが大きいです。部活動やサークルという枠組みではないので、個々のレベルアップと、人数の確保が今後の課題です。  

 

高齢化は日本のどこの業界も同じ悩みでしょう。企業対抗戦のルール構成上、体力のある20代、30代の打ち手の発掘が必須です。弊社も会社全体で高齢化が著しく、部署によっては20代不在ということもあります。若手と中堅・ベテランのコミュニケーションという名目で、リクルーティングをしていこうと思っております。「ポスト鈴木」の発掘は簡単ではありませんが、新戦力の登場を期待しています。