システム・ルール

麻雀企業対抗リーグシステム

第1条

企業が年間6大会の予選大会を通じて、チーム総合スコアを競う。
各大会に参加するチーム人数は4名。4名以上8名以下までが登録可能で、1日4回戦で開催される。
4名分の個人スコアを合計したものがチーム総合スコアとなり、その順位で各大会優勝を競う。

チーム総合スコアが同点の場合は先行有利とする。

 

第2条

同時に6大会の総合スコアを通算し、上位12チームが準決勝に進出となる。
準決勝では予選のポイントを半分持ち越す。
準決勝は1日5回戦で開催され、上位6チームが決勝進出となる。

決勝では準決勝のポイントを半分持ち越す。

決勝は1日5回戦で開催され、トータル1位のチームが年間王者となる。

 

第3条

各大会途中でのメンバー交代は可能(5名以上で大会に参加している場合)で、各大会ごとのメンバーの追加・交代も可能。ただし、年間で一人10回戦を消化しないと個人表彰の対象とはならない。

 

第4条

組み合わせは年間6大会を通じて、相手チームとの対戦回数をほぼ均等になるように事前に決定される。

 

第5条

年間6大会を通じて、通算個人スコア1位を表彰対象とする。

基本麻雀ルール

第1条 基本ルール

  • 東南戦半荘戦。25,000点持ち30,000点返し、順位ポイント10-30pとする。(1P=1000点)
  • 半荘に時間打ち切りあり。50分が経過した時点の局を打ち切って終局となる。
  • 一発、裏ドラ、喰いタン、後ヅケ、赤ドラあり。(5マン・5ピン・5ソー各1枚ずつ)
  • 同得点の場合、順位点を分ける。
  • 王牌は14枚残し。
  • 表ドラの他に、裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラもあり。
  • 途中流局なし(九種九牌、四風連打、4人リーチ等)。
  • オーラスの親のアガリ止めあり。(ただしトップのみ。やめなくてもよい)。テンパイ止めなし。
  • ハコ割れ終了なし。
  • ダブロン、トリプルロンなし。頭ハネとなる(明らかに遅いロンがあった場合は発声が早い方をアガリとする)。
  • 2翻しばりなし。
  • チー、ポン、カン、ロン、ツモ、リーチは必ず発声して行う。
  • ポン、カンはチーに、ロンは全てに優先するが、著しく発声が遅れた場合は発声が早い方を優先する。
  • アガリ点はアガった者が申告し、他3名の確認を得ること。
  • フリテンはツモ以外のアガリは出来ない。
  • リーチをかけていない状態でアガリ牌を見逃した場合、自分のツモ・捨て行為を行うまではフリテンとなる。
  • ノーテン罰符は場3,000点。形式テンパイで良い。(空テン、フリテンも可。但し、自分でポンした牌のタンキ待ち等、自分の手牌でアガリ牌を使い切っている場合はテンパイではない)
  • 本場は1本につき300点。
  • テンパイ形の公開は荘家→散家の順に行う。
  • 連荘は親のアガリ、流局時テンパイにより成立する。
  • 自分の牌に関する見せ牌とコシ牌(他家の打牌に反応してしまった牌)に関する規定はないが、故意に悪用したとみなされた場合、故意ではなくてもゲーム進行に支障がでた場合は裁定対象となる。

第2条 リーチ

  • リーチは一翻、リーチ棒は1,000点とする。
  • ダブルリーチは二翻。但しポン、チー、カンのない第1巡でテンパイしていなければならない。(自らの暗カンがあっても無効)
  • 自分のツモがない場合のリーチをかけてもよい。
  • 4人リーチは流局としない。
  • 故意、過失にかかわらず、ノーテンでリーチをかけた場合は、その局が流れたらチョンボ。但しアガった者が出たらチョンボは免れる。
  • リーチ棒は、その局のアガった者のものとなる。アガった者が出なかった場合は供託となり、次回のアガった者が所得する。(オーラスが流れた場合、リーチ棒はトップ者に渡る。トップが同点の場合は分ける)
  • オープンリーチなし。
  • リーチをかけてアガリ牌を見逃した場合、以後はフリテンリーチと同じ扱いとなる。
  • リーチの取り消しは1,000点罰符(ただしリーチ宣言牌に仕掛けが入った場合、下家の打牌後は取り消し不可)

第3条 カン

  • カンを行う時は、4枚の牌を全て見せてからにする。
  • リーチ後の暗カンは、手牌のメンツ構成が変わらない場合のみ出来る。(これに反する暗カンをした場合、流局時でチョンボとなる)
  • 嶺上開花によるアガリは全てツモアガリとする。
  • 4回のカン行為が行われていた場合、5回目のカンは出来ない。
  • 暗カンにチャンカンは該当しない。国士無双の特例も認めない。
  • 海底牌、河底牌のカンは出来ない(ポン、チーの行為も同様)。
  • チャンカンでのアガリがあった場合、カンは成立していないとみなしカンドラは増やさない。
  • 嶺上開花でのアガリがあった場合、カンは成立しているためカンドラは増える。
  • 嶺上開花の1翻と海底ツモの1翻とは重複しない。

第4条 パオ

  • パオの適用を受けた場合、ツモアガったら責任払い、別の放銃者がいたら折半払いとなる。
  • パオの適用は、以下の3種類。大三元→三種類目の三元牌をポン(カン)させた場合。大四喜→四種類目の風牌をポン(カン)させた場合。四槓子→四種類目を大明カンさせた場合。

第5条 チョンボ

  • チョンボの罰符は、10,000点供託とする。ただし誰にも加算しない。
  • チョンボが発生したら、その局はノーゲーム扱いとなり、積み棒は増えず、同じ親での再ゲームとなる。オーラスも同様。(チョンボが発生した局に出されたリーチ棒、1,000点罰符棒は出した本人に戻る)
  • 次の行為をチョンボとする。
    • アガリ宣言した牌でアガっていなかった場合。ただし手牌を公開せず、発声のみの場合はアガリ放棄となる。
    • フリテンでロンアガリをした場合。ただし手牌を公開せず、発声のみの場合はアガリ放棄となる。
    • ノーテンリーチ。〈流局時〉
    • リーチ後、正当ではない暗カンをした場合。〈流局時〉
    • アガリ放棄の行為をした後、禁止行為を完了してしまい、元の状態に復帰できない場合。
    • ゲーム続行を不可能にした場合。
    • 他人の手牌や壁牌を故意に覗いた場合。
    • その他、ルール委員が悪質な行為をしたと判断した場合。

第6条 アガリ放棄

  • アガリ放棄の宣告を受けた者は、以後、アガリ、テンパイ宣言およびポン、チー、カンの行為は禁止される。
  • 次の行為をしたものはアガリ放棄となる。
    • 先ヅモおよび正当でないツモをした。
    • 誤フーロ。(打牌を完了する前であれば訂正することができ、アガリ放棄にならない)
    • 多牌、少牌。
    • アガリに関する間違いを犯したが、発声のみで手牌の公開をしなかった場合。
    • ポン、チー、カンの発声の後、自分の打牌が完了する前に、その行為を中止する場合は1,000点の罰符を支払う。
    • 罰符は供託となり、アガった者が取得する(罰符はリーチ棒と同じく、アガった者がいなければ次局へ移動する。但しその局にチョンボがあれば免除され本人へ戻る)。1,000点罰符を払った者もアガる権利は有する。

第7条 その他補足事項

  • 子の7,700は8,000、2,000・3,900は2,000・4,000、親の11,600は12,000、3,900オールは4,000オールに切り上げる。
  • 喰い替えは出来ない。現物喰い替え、スジ喰い替え(両面喰い替え)ともに不可。
  • 連風牌トイツは2符とする。
  • 役牌の単騎待ちはロンアガリは常に4符、ツモアガリは6符とする。
  • リンシャンツモ時、ツモ符は2符とする。

アガリ役一覧

  • 1翻役

メンゼンツモ・リーチ・翻牌・平和・タンヤオ・イーペーコー・ハイテイ・ホーテイ・チャンカン・リンシャンカイホー

  • 2翻役

ダブルリーチ・連風牌・対々和・三暗刻・三色同刻・三カンツ・小三元・混老頭・三色同順(喰い下がり1翻)・一気通貫(喰い下がり1翻)・チャンタ(喰い下がり1翻)

  • 3翻役

リャンペーコー・ホンイツ(喰い下がり2翻)・ジュンチャン(喰い下がり2翻)

  • 6翻役

チンイツ(喰い下がり5翻)

  • 特殊役

チートイツ(2翻ではあるが、アガった時の計算は子は1,600点、親は2,400点を基本点とする)

人和(他の役やドラとは複合せず8飜とする)

  • 役満

天和・地和(チー、ポン、カンのない純粋な子の第1ツモでアガった場合のみ)・国士無双・四暗刻・緑一色(發が入ってなくても可)・大三元・字一色・小四喜・大四喜・清老頭・四カンツ・九蓮宝燈

(注)役満は純粋な複合に限り、ダブル、トリプル等認める。

※数え役満はない